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陸上トラックで厚底禁止の新規定!陸上トラックで使えるシューズは何なのか?〜アシックス・ミズノ編〜

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こんにちは!てつです!

コロナでマラソン大会が軒並み中止となり、今年はトラックレースに力を入れよう!という方は多いのではないでしょうか?

そんな中、トラック中長距離競技でのシューズに対する新しい規定がWA(世界陸連)から発表されました!

 

改定のポイントは800m以上のトラック競技はソールの厚さは25mmまで』という内容。

今回は改定のポイントと実際にトラック競技で使用できるシューズについてご紹介したいと思います。 

 

改定の内容

シューズの厚さ

これまではソールの厚さは40mmまでという規定が存在したのですが、800m以上のトラック競技についてソールの厚さは25mmまでに変更です。

ロードで実施される種目(10km、ハーフ、フルマラソンなど)についてはこれまでと変わらず40mmが適用されます。

  • 800m以上のトラック種目 → 厚さ25mmまで
  • ロードレース       → 厚さ40mmまで
厚さの測定方法

厚さは『アウトソールから中敷の上面まで』が対象になります。なので、外からの見た目で判断することはできません

以下の図は、世界陸連のルールブックから引用したものです(C2.1 Technical Rules 5.5)。垂直の赤線場所が測定対象になります。

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厚さの測定場所(踵と前足で測れとなってるが、実質は踵の厚さがポイント)

日本陸連のHPにも厚さの測定方法の図が記載されてました。

測定方法の写真があまりにお粗末なので不安を感じます・・・。 

どのシューズが使えるの?

WAが各社のシューズに対して使用可/不可の一覧表を作成していました。

ただ、完全に網羅されている訳ではないので、掲載されていないシューズは会社リリースを待つか自身で測定するかしかないと思われます。

ちなみに、日本では25mm以上のシューズの使用は可、ただし記録は非公認として扱うといった独自ルールが出ています。

使用できるシューズ(アシックス)

ランナーが信頼を寄せるアシックス!

アシックスは会社HPで使用可能なシューズリストを以下のリンクで掲載していました。

使用可能なシューズはこちら!

  • METARACER
  • SORTIEMAGICシリーズ
  • SORTIE JAPANシリーズ

ポイントは最近発売されたメタレーサ使用可能というところ!奇跡!

写真で見る限り厚さがあって無理だと思い込んでいたので、これには驚きました。

確かに、WAが作成したシューズリストでも使用可能となっています。

*追記 メタレーサー最新のリストを見ると使用禁止になっていました・・・随時更新されていきそうなので注意が必要そうですね(リスト削除しました)

 

他に気になったところは”ターサーシリーズ”がリストに載っていないというところ。私もターサージール6を持っています。

一般的には”薄底”と言われているジャンルですがアシックスの公式HPでは使用可能とは断言されていません。

競技ランナー向けに開発された次世代レーシングモデル、METARACER
変わらない信頼感。進化した加速感。サブ3を狙うランナーのためにチューニングされた最適なクッション性と反発性、ムダの少ない優れた走行効率性、そして高いグリップ力を兼ね備えたハイエンドレーシングモデル。

使用できるシューズ(ミズノ)

ミズノもアシックスと同様に公式HPに使用可能なシューズリストを公表していました。

使用可能なシューズリストはこちら!

  • WAVE DUEL GTZシリーズ
  • WAVE CRUISE JAPANシリーズ
  • WAVE EMPEROR JAPANシリーズ
  • WAVE EKIDEN(現行スペクトラ)
  • EKIDEN SPIRITシリーズ
  • WAVE EMPERORシリーズ

悲しいお知らせです。

7月に発売された”ウェーブデュエルネオ”が掲載されていません!!

WAのシューズリストを見てみると”NO”の2文字。トラック種目でウェーブデュエルネオを使用することはできないということです。

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ウェーブデュエルネオはNO!ロードレースのみです

いろんなレビューを見ていると、ウェーブデュエルネオはマラソンよりもトラックで威力を発揮しそう!という声がたくさんある中でこの仕打ち。

ミズノが自信を持って発売したシューズが後出しの規定に引っかかってしまうという、なんとも不運な結果になってしまいました。お気の毒です・・・

軽くて反発性に優れたMIZUNO ENERZYとMIZUNO WAVE搭載。軽さを追求したハイスピードモデル

最後に

今回の規定は、エリート選手は厳しく判断されると思いますが、私たちのような市民ランナーは正直、シューズをいちいち確認されることも無いでしょうし、厚底で記録を出した所で揉めるようなこともないでしょう。

ただ、”ルールが出たからにはそれに従う”というスポーツマンシップを自分の中で持ってそれに応じる必要はあるのかなと感じます。

ただ、ロードレースについては40mmで変わらずなので、NIKEのヴェイパーフライを始めとした厚底シューズは変わらず使用可能です。

シューズの種類が増え、新しい規定が発表され、シューズ選びがますます難しく感じる今日この頃です。