マイナールート?上高地から西穂高岳へ日帰り登山してきました!
こんにちは!てつです!
実はこっそり登山を趣味にしているわたくし。
2020年8月3-5日に2泊3日テント泊で上高地へ登山に行ってきました!
今日は、上高地への行き方と、初日に登山を行った西穂高岳の様子についてご紹介したいと思います!
上高地への行き方
上高地はマイカー規制を行っているため、マイカーで訪問することはできません。
のいずれかで訪問することになると思います(徒歩で入ることはできますが・・・)
夜行バスはアルピコ交通が運行している”さわやか信州号”で東京(新宿・渋谷・東京)、大阪・京都方面からは向かうことができます。
名古屋方面からは”名鉄バス”が出ています。
マイカーの場合、周辺の駐車場としては岐阜側の”あかんだな駐車場”または、長野側の”沢渡駐車場”のいずれかが最寄りになりますね。
それぞれの駐車場から上高地までは約30分です。
上高地へのアクセスは公式HPが詳しいのでリンクを貼付しておきます。
私は大阪から夜行バスで向かいAM5:30頃に上高地に到着!
小梨平キャンプ場に早速テントを張って荷物をデポして、軽身で西穂高岳を目指しました。
西穂高岳へのルート
西穂高岳に行くルートは主に3つあります。
①新穂高ロープウェイの西穂高口から西穂山荘経由のルート
新穂高から標高2156mの西穂高口までロープウェイで上がり、そこから登山開始するので体力的にも一番簡単な王道ルート。西穂山荘を経由するのでしっかり休憩もできます。このコースなら日帰り登山も可能です。(往復コースタイム:7時間半)
②上高地から西穂山荘経由のルート
上高地から西穂山荘までの急登を上るので体力が必要。ただ、この急登は岩場やがれ場は無いので技術的なハードルはないです。
日帰りなら早朝に出発でせかせか、又は西穂山荘で1泊してゆっくりといった感じになります。(往復コースタイム:10時間)
③奥穂高岳からジャンダルム経由のルート
岩登りやナイフリッジの尾根、鎖場があるエキスパートコース。一般登山道では無いバリエーションルート。このコースを歩くこと自体が目的の人が多いので、西穂高岳への登頂を目的としてこのルート選ぶ人は少ない。ちなみに、奥穂高岳へ行くのに1〜2日必要。(奥穂高岳→西穂高岳→西穂山荘片道コースタイム:8時間)
私は、2日目以降も上高地で登山予定だったので、②で向かいました。
上高地からの上り(上高地〜西穂山荘)
西穂高岳の登山口に到着したのが7時。周囲に登山者はいない。
人気もないため、若干の不安を覚えつつ登山を開始します。
最初は見通しの効かない森の中をひたすら上っていきます。
その高さおよそ800m!西穂山荘をまずは目指します。
コースタイムは3〜4時間くらいとなっていますが、登っている人の情報を見るとだいぶ余裕のある設定とのことなので、2時間くらいで行けるかしら?と思いながら登ります。
登山道は写真のような感じ。ずっと木に覆われています。途中で木製の橋だったりはありますが特に危険箇所はありません。
今年はクマの出没が多いということで、クマに怯えながら登っていきます。
「宝水」という水場が途中であります。看板のところで、登山道から外れたところに湧いていました。(飲んでないけど)
この宝水と西穂山荘でも給水できるので、最初は余分に水分持ちすぎる必要は無さそうです。
身軽だったこともあってスピードハイクとなり1時間40分くらいで西穂山荘へ到着しました。
西穂山荘から西穂高岳まで
-なかなか消えないガス
西穂山荘へ到着しますが、一面真っ白。
なんなら雨も降ってきてレインウェアを着て進みます。この先岩場も多いので先行きが不安です。
ざっくりとした行程で行くと
西穂山荘→丸山→独標→西穂高岳(主峰)
西穂高岳に近づくにつれてどんどん登山道が険しくなっていきます。
それでもガスは晴れません。
当然、遠くから独標や主峰を望むこともできなかったため、必死で登った先に存在する看板で初めてピークを認識するような感じでした。
ゴールが分からないまま上り続けるってまぁまぁハード。
そんな感じでもやもやした気持ちで西穂高岳山頂に無事到着!
頂上でゆっくりしますが、ガスが消える気配もなく仕方なしに折り返して下山をします。
西穂山荘~西穂高岳 往復で約3時間50分でした(コースタイムは約5時間)
-ガレ場、岩場のアップダウン
西穂高岳はガレ場や岩場はたくさんあるのですが、ハードなはしごや鎖場はありません。
ただ、普段歩きなれていなかったり、体力がなくなって踏ん張りがきかなくなると、ガレ場で足を引っ掛けたりしてしまうので、特に下りでは注意が必要だと感じました。
また、西穂高岳は独標は11峰、西穂高岳主峰が1峰となります。
つまりアップダウンを繰り返しながら主峰を目指すということ!
そのため、私としてはガレ場、岩場の慣れよりも体力の方が重要なのではないかと思います。
独標の前後や、西穂高主峰の最後の登りは岩場の急登になるので最も注意が必要です。
-西穂山荘のラーメン
西穂山荘はラーメンが有名らしい。
ということで、下山で立ち寄った際には話題の醤油ラーメンを頂きました。
山荘とは思えない面の縮れ具合!山荘では珍しく”生麺”を使用しているとのこと。
西穂らーめんは高山帯にある山小屋としては珍しい“生麺”を使用しています。なぜ珍しいかといえば、標高の高いところは沸点が低いため、生麺はなかなか上手く茹で上がらないためです。
西穂山荘の標高だと沸点は約90度。通常の麺では芯が残ってしまいます。
しかし、山荘からほど近い飛騨高山には極細ちぢれ麺で名高い「高山らーめん」がありますので、この麺を使用することができます。
また、ロープウェイがあるため年間を通して麺や材料を補充することが可能なのです。
しっかりとしたしょうゆ味のスープと相まって、疲れた体に染み渡る・・・。
ほくほくしながら下山していきます。
上高地までの下り(西穂山荘〜上高地)
上高地までは、行きに上ってきたルートを下ります。
行きは1時間40分程度で来れたので、下りはもっと早くなるかな?
と期待したのですが、結局1時間30分程度かかり、登りと大差ないという結果・・。
朝一で相当足がフレッシュだったのか、日帰り登山の終盤で足が売り切れていたのか。
まとめ
西穂高岳はロープウェイを使用できアクセスも非常に容易なので、日帰りで行ける岩稜地帯の山として非常におすすめです。
ただ、ガレ場に慣れていない、普段登山をしない、体力に自信が無いという方は独標までを目標にしても良いのかな?と思います。
西穂高岳はずっと稜線歩きなので、絶景を楽しむことができます!(晴れていれば)
おまけ
ロープウェイ西穂高口には展望台があって、そこから西穂高岳を始めとした3000m級の山々をみることができます。
登山はやりたくないけど・・・と言う人はぜひ、この新穂高ロープウェイに行ってみてください!
展望台からの景色はこんな感じ!!(冬)