Cloudboomレビュー!On初のカーボンファイバープレート搭載シューズ
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こんにちは!てつです!
20年夏シーズンになって各社から次々と新シューズが発売されており、好奇心・購買欲を掻き立てられているわたくし。
スイスのシューズメーカー「On(オン)」からスピードレース用の最新シューズ「Cloudboom(クラウドブーム)」が発売されました!
候補シューズとしては完全に盲点だったのですが、なぜかビビッと来ました。
アシックスとかミズノ、サッカニーなど考えていたのですが勢い余って購入してしまいました!
今日はOnの最新レースシューズCloudboomについてご紹介しようと思います!
Cloudboom(クラウドブーム)の特徴
聞こえませんか?あなたの自己最速記録が崩れ落ち、新しく塗り替えられる音が。エリートアスリートからのアドバイスとスイスエンジニアリングによる、究極のマラソンシューズの誕生です。(On HPより)
カーボンファイバー搭載のプレート;Speedboard®️
Speedboard®️というプレートは元々Onの他モデルのシューズで使用されている樹脂製のプレートで、他社のカーボンプレートのようにしなることで推進力を与えてくれるというもの。
CloudboomのSpeedboard®️にはカーボンファイバーを配合されており、より剛性が高まったことでパワフルな蹴り出しにも対応しているとのこと。
また、プレートは湾曲した形状をしており、回転運動を促進してくれます。アシックスやHOKAのシューズでも見られるロッカーモーションですね。
ミッドソールのツインターボCloudTec®️によるクッショニング
Onのシューズの特徴は見た目にもわかりやすいCloudTec®️によるソール形状。
中空の筒が横並びに並んでいるような形をとっており、接地時のクッショニングを実現してくれます。
Cloudboomでは、この筒がSpeedboardを挟み込むように2段になっています。
ツインターボCloudTec®️と言うようです(速そう・・・
ちなみに、下段の中空部分は指でグッと押すと凹むくらいの柔らかさです。
Speedboard®の下にある下層CloudTec®レイヤーは、Onならではの「雲の上の走り」を生み出します。Helion™スーパーフォームで作られているため、スタートラインからラストスパートまで妥協ゼロのクッション性を発揮。他のフォームとは異なり、Helion™はすべてに対応可能で、ソフトな走り心地とプレミアムなロードプロテクション、エネルギーリターンを兼ね備えています。
エンジニアードメッシュによる軽量で通気性の良いアッパー
単一層のメッシュアッパーを使用することで、最大限の通気性と軽量化を実現しています。
写真で見てわかる通り、メッシュの空洞部分は完全に穴が空いているので、中で蒸れることは無さそうです。逆に雨が降った時は、すぐに靴下まで濡れちゃうだろうなという印象です。
Onのアスリートたちがこのようなターン時にアッパーの特定の部分に非常に力を込めていることが分かりました。エンジニアードメッシュを使用することで、これらの点(これらの点のみ)を正確に補強し、エアーフローを増大しつつ重量を軽減して、快適さと保護力を強化することができます
サイズ感
普段は27.5cmのワイドや、28cmのレギュラー/ワイドタイプを履いていまるわたしは「28cm」がぴったりでした。
幅に関してはレギュラーのみ。27.5cmと28cmの2サイズを試着したところ、27.5cmだとピタッと収まるのですが指がやや窮屈。
個人的には前足部分には多少のゆとりが欲しいので、余裕のある28cmを選びました。
なお、普段履いていて違和感を感じていないシューズは以下ですのでサイズ感の参考にしてもらえればと思います。
- アディゼロジャパン4 28cmレギュラー
- ターサージール6 27.5cmワイド
- ズームフライフライニット 27.5cm
走ってみた感触
雨のコンディションで10km程度走ってきました。20km、30kmといった条件でも走ってみたいですね!
接地:ミッドフット〜ヒールストライク
路面コンディション:ドライ
練習での用途:インターバルよりも長距離ペース走のイメージ
幅広甲高の足でも問題なし
幅広甲高の足型のわたしなのですが、特に問題なく走れました。
強いて言うなら、下り坂を走るときにシューズ内で足が前の方向に動くと、他のシューズに比べて小指が当たりやすいかなぁというくらい。(これはOnシューズに限らない問題ではあります)
店員さんと話をした時、つま先の方は細めの作りになっていると言っていたのでその影響なのかもしれません。
クッショニング良好。プレートの恩恵もあってペースは上がりやすい?
だいたい5’00/km前後でEペース走を行うことが多いわたくし。
いつもと同じような感覚で走っていたのですが、ペースは4'30〜4'40/kmくらいまで自然と上がりました。
踵から中足部にかけて厚めに配置されたツインターボCloudTec®️が、優しいクッショニングですが、沈み込むという感覚ではありません。
私の感覚としては、アディゼロジャパン4と同等かそれよりも柔らかい印象です。
プレートがしなってグイグイ進む!というような感覚はそこまで感じませんでしたが、ペースが自然と上がったのはその恩恵があるのかもしれません。
ちょっと気になったところ
速いペースではどうかと思い、1kmのTTを断行。
だいたい3'10/kmくらいのペース。
これくらいのペースになるとフォアフットになるのですが、フォアフットだとクッショニングの恩恵は受けにくいのかな?という印象でした。
あとは、路面は雨のコンディションだったのですがやや滑りやすい印象が正直ありました。
ソールのラバー配置的に中足部から踵のラバー面積は少なめになっているのでその影響があるのかもしれません。
これは何回か走ってみないとわかりませんね。
まとめ
メーカーHPの適している用途には
高速レース、10〜42.2kmのロードレース、長距離インターバル
とありますが、まさにこの通りかな?という印象でした!
”高速レース”がどこまでを意図しているのかはわかりませんが、4分前後で長距離を一定ペースで走るという用途に向いているように感じました。
もっと使っていってこのシューズと仲良くなろうと思います!