別府大分毎日マラソン2020 参戦記録 〜走って感じた別大コースの特徴も紹介します〜
こんにちは!てつです!
兼ねてから今シーズンの目標レースとしていた別府大分毎日マラソンが2月2日に開催されました!
今シーズンの目標は3時間15分!果たして私は目標を達成できたのか・・・
私が感じた別府大分毎日マラソンの特徴をお話しして、今後別府大分毎日マラソンへの参加を考えている方の参考になればと思います。
結果報告
結論から言いましょう!
今回の私の記録は
・・・
・・・
3時間24分01秒(2476位)!!
情けないことに目標を達成することはできませんでした(涙
30km以降走りきるための足が残っておらず急ブレーキ。フルマラソンを最後まで走りきるためのベースが足りていなかったと改めて反省すると同時に、練習で30km以上の長い距離を積むことの重要さを再認識させられました。
この反省は別途行おうかと思います。
レーススタートまで
ここでお伝えしたい重要ポイントは以下です。(カテゴリー4の場合です)
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- スタート地点まではシャトルバスで移動可能。
- 時間/スペース的にしっかりと準備ができる。
- 待合スペースはテントかシャトルバスの中。ただし良いポジションを確保したければ9時半より早く行く必要あり。
- 気温が低いときはテントの中でも寒そう(コンクリートから底冷えする)。底冷え防止の敷物を準備しておくとよい。
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当日の天候は晴れ!最高気温も12度くらいで風もそんなに吹かず、マラソンを行うには絶好のコンディションでした。
別大のスタートはうみたまごという水族館。
アクセスしにくい所ではありますが、選手のためのシャトルバスが以下の3箇所から出ています。
別大のスタートは12時。
一般的な他の大会と比べて時間的な余裕があるため、シャトルバスも9〜10時の間に出発で、朝はゆったりと過ごすことができました。
別府北浜発のシャトルバスに9時10分頃に乗り込んだ所、9時半には会場に到着しました。
私はカテゴリー4ですので、国道10号を歩道橋で渡った先の駐車場が控えスペースとなります。
比較的早く着いたかなと思ったのですが、控えスペースのテントは割と満員気味。
ベストポジションを確保したければもう少し早く来た方が良さそうです。
ちなみに、応援者の方もこのエリアには普通に立ち入り可能でした。
(無理だと思っていたので奥さんにはスタートはいいよ〜と伝えていた・・・無念)
テントの真ん中にはストーブが焚かれており、暖を確保できます。
テントの中はビニールシートが敷かれているのですが、コンクリート直敷きのため座るとコンクリートの冷たさを直で感じることになります。
携帯型座布団や敷物を持ってきていると底冷え対策にもなるでしょう。
ちなみに、テントの横にシャトルバスが止まっており、そこを待合スペースとして使用することもできます。
アップは控えスペースの隣で行うことができ、スペースも十分に確保されているので、ジョグやちょっとしたダッシュも可能です。
11時35分頃からラインアップ順に基づいて並んだ後、スタート地点に向かってみんなで進行しながら移動します。
スタートの前にゴミを回収してくれたので、直前まで飲んでいたジェルのゴミを、
直前に捨てるといったこともできそうです。
コースに捨てるのはマナー違反ですよ!
私は、最後列から6列目のところをスタートしロスは1分23秒。
スタートロスは最大で1分30秒といったところだと思います。
コースの特徴
別大のコースを実際に走ってみた完走は
- 20~25km地点は海沿いを走るため条件によっては海風が厳しそう(2020年は強風なかった)
- 20〜25km地点の道が斜めに傾いているところが曲者(所謂バンクと言われるところ)
- コース後半の橋のアップダウンに注意。29km地点の弁天大橋と34km地点の三海橋。
以上のように、ハーフを過ぎてから様々な表情を見せてくるのが別大のコースの特徴に感じました。
1.海風のリスク
ハーフ地点を超えてから大分市内に入るまで(20~25kmくらい)は海沿いのフラットな道をひたすら進んでいくため、アップダウンは厳しくありません。
その代わり海沿いで防風林も無いところ走るため、時々強い海風に晒されました。
今年は風がしんどいと感じることは無かったのですが、年によっては強風にさらされる可能性があるので要注意です。
風が強いと晴れていても汗冷えしてしまいますからね。
2.道の左右方向の傾斜(バンク)
20~25kmくらいの間に、バンクと言われるコースが傾いているところがあります。
車では大したことないと感じるレベルでしょうが、走っていると結構な傾斜に感じます。
これは、対策の打ちようがあるか分かりませんが、認識しておくことで本番で焦らないと思うので注意してください。
(下の写真だと左に傾く。Google ストリートビューより)
3.レース後半のアップダウン
コースのアップダウンの図は以下の通り。(公式HPより)
この図を見ると「前半の亀川バイパスの新川橋がしんどそうだな」と思うかもしれません。
しかし、10km地点で体力的な余裕があることと、高低差図で見るほどの急激なアップダウンではないため、そこまで心配する必要は無いと思います。
それより後半に構えている「弁天大橋」と「三海橋」の方が曲者でした。
弁天大橋はおよそ29km地点に構えているのですが、後半で割と足とメンタルがしんどくなりかけているタイミングでやってきます。
私は、この橋を登りきった後に徐々にスピードが落ちていってしまいました。
もうひとつは三海橋です。三海橋は34km地点に位置しますが、後半の折り返し地点の直前にあるため、
三海橋 → 折り返し → 三海橋
と短いスパンで2度アップダウン走ることになります。
またコース断面には載っていませんが、実は三海橋の手前に名前はわかりませんが小さな橋があります。
そのため、
小さな橋 → 三海橋 → 折り返し → 三海橋 →小さな橋
という風に3kmの間に4回もアップダウンを繰り返すことになります。
30kmを過ぎて足が残っていないと、この34kmから37kmの間で完全にノックアウトとなります。
私はこの橋のアップダウンを経て、完全にノックアウト。残り5、6kmは必死で気持ちを繋ぎながらなんとか走りきったという感じでした。
大会の感想
ずばり
別大は持ちタイムが速い順にカテゴリーが1〜4に分類されます。
そして、カテゴリーの数字が小さいほど扱いが優遇されます。
スタート地点の控え室がテントではなく建物だったり、ゴールした後の移動距離が短いなど。
これは速い奴は偉いから相応の待遇にしますよという当然の扱いだなと思います。
私は、カテゴリー4でヒエラルキーは下の方でしたが、それでも通常のマラソン大会に比べたら良い環境でレースを迎えることができたなぁと感じました。
レース前にいそいそと準備をしていると何か忘れたり、十分にアップしきらなかったりすることがありますよね。
そういう点では、万全の状態でレースに臨むことができる良い大会だと思います。
また、参加資格が3時間半以内ということもあり、3時間〜3時間半で走る選手層が厚いです。
普通のマラソン大会では3時間半を切るペースで走っていると周りの人数もまばらになるのですが、別大では最初から最後までずっと周りに人がいました。
そのため、自分が走る上でリズムが会う人を見つけては着いていくという方法を取ることでちょっとでも楽をできるタイミングが多いです。
ずっと自分一人で時計とにらめっこ、という状況は少なかったです(序盤は特に)
ただ、逆に言えばハーフ地点までは人が割と密集しているため、給水や位置どりを変えるときに大変気を使います。
前半は人がたくさんいる環境で走ることになるのでその点は注意しましょう。
最後に、持ちタイムが3時間15分切ってるような方であれば、陸連登録をすべきです。
どんなにタイムが早くても(たとえ2時間半でも)陸連登録をしていなければカテゴリー4になってしまいます。
また、カテゴリー4の中でも陸連登録している人がまず優先的にスタート地点で前列(=Noが若い)に配置されます。
陸連登録は都道府県によって異なりますが年間1500〜4000円程度のようです。陸連登録していれば記録会への参加などもできるようになるし、他の大会でも優遇されることが多いのでタイムを狙っている方は陸連登録をする方がよいでしょう。
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以上、別大マラソンの参戦記録でした。今後、別大マラソンへの参加を検討している方は参考にしていただければと思います!
私個人として目標は達成できませんでしたが、これでも自己ベストを5分は縮めることができたので、不幸中の幸いというところでしょうか?
レース途中で目標を20分に切り替えたら、20分切りは達成できたかもしれませんがそれも後の祭り。
今は今回の結果を受け止めて、今後の練習にフィードバックしていこうと思います。